こんにちは、投資初心者の皆さん！
「つみたてNISA」と「一般NISA」と「新NISA」の違いについて、ご存知ですか？
投資に興味を持っている人は、NISA（少額投資非課税制度）の選択肢を検討することがありますが、どのNISAが自分に合っているのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで、本記事では、「つみたてNISA」と「一般NISA」と「新NISA」の違いを解説し、投資初心者の方に必見の比較ポイントを紹介します。
NISAを活用することで、投資初心者の方でも少額から始められる上に、税金対策もできます。
ぜひ、本記事を参考にして、自分に合ったNISAを見つけて、将来に向けての資産形成に役立ててみてください！
つみたてNISAとは？
つみたてNISAとは、長期的な資産形成を促進するために2018年1月から導入された国の制度です。
投資信託やETF（上場投資信託）などの金融商品を、毎月少額ずつ自動的に積み立てることができます。
つみたてNISAには、以下のような特徴があります。
①年間40万円（min：100円～/月、MAX：約33,333円/月）までの積立が可能 ！
②最長20年間の積立期間で、20年間での累計積立額の上限は800万円（40万/年×20年間）
③配当や売却益などの利益は非課税！
つみたてNISAは、少額から手軽に始められるため、初心者にもおすすめです。
また、複数の金融商品に分散投資することで、リスクを分散することができるため、投資初心者でも比較的安全に長期的な資産形成を目指すことができます。
一般NISAとは？
一般NISAは、非課税枠の一つである「NISA」の中でも、自由に選んだ金融商品に投資できる制度で2014年1月にスタートしました。
具体的には、国内・海外上場株式、国内・海外ETF、ETN（上場投資証券）、国内・海外ERIT、新株予約権付社債です。
これらの商品を一般NISA口座で保有すれば、5年間で最大120万円までは売却益、配当金、普通分配金などにかかる税金が非課税となります。
①年間120万円までの積立が可能 ！
②最長5年間の積立期間で、5年間での累計積立額の上限は600万円（120万/年×5年間）
③配当や売却益などの利益は非課税！
④売却した場合、投資枠は復活しない
一般NISAは、つみたてNISAと異なり、一度に最大120万円までの投資が可能であり、また、最初に口座を開設した時点で、5年間の有効期限が設定されます（※2024年以降、一般NISAが見直され非課税対象および非課税投資枠が変わります）。
新NISAとは？
新NISAは、つみたてNISAと同じ非課税制度ですが、投資商品の選択肢が広がり、最大で年間360万円までの投資が非課税となります。また、現行NISAでは有限だった非課税保有期間が、無期限となり、これまでよりも長期的な投資が可能になります。
”最大で年間360万円まで”とお伝えしましたが、この新ＮＩＳＡは2つの投資枠から成り立ちます。
①つみたて投資枠と②成長投資枠です。
細かく見ていきましょう！
つみたて投資枠
つみたて投資枠は、これまでのつみたてNISAの役割を引き継ぐ枠となります。
①年間の投資上限は120万円
②非課税保有期間は”無期限”
③現行のつみたてNISA対象銘柄に投資できる
成長投資枠
成長投資枠とは、これまでの一般NISAの役割を引き継ぐ枠となります。
①年間の投資上限は240万円
②非課税保有期間は”無期限”
③投資信託や株に投資でき、つみたて投資枠より投資できる商品は多い。ただし、一部は投資対象から除外される。
新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の二つの枠を併用することができます。つみたて投資枠では、積立投資をし、余力があれば成長投資枠で個別株を買うなどが1つの口座できるようになります。
新NISAは、つみたてNISAよりも投資額が多くなるため、より大きな資産形成が可能です。また、投資商品の選択肢が広がることで、より多様なポートフォリオを組むことができます。
ちなみに、つみたてNISAで積立ていくとどうなるのか？
つみたてNISAで毎月3万円を積み立てた場合、積立期間や選択した投資先によって結果は異なりますが、以下に一例を示します。
例1：10年間積み立てる場合 10年間（120ヶ月）毎月3万円を積み立てた場合、過去10年間の日経平均株価の平均年率（約7％）で運用した場合の想定利回りは、約447万円（税引前）になります。
→普通に3万円を貯金していくと10年間で360万円になりますが、つみたてNISAで積立ていくと約447万円、つまりプラス80万円も違いが出てきます。
例2：20年間積み立てる場合 20年間（240ヶ月）毎月3万円を積み立てた場合、過去20年間の日経平均株価の平均年率（約2.4％）で運用した場合の想定利回りは、約1077万円（税引前）になります。
→普通に3万円を貯金していくと20年間で720万円になりますが、つみたてNISAで積立ていくと約1077万円、つまりプラス300万円も違いが出てくる計算になります。
つみたてNISAや新NISAは税制優遇措置があるため、運用利回りに対する税金負担が軽減されるため、より大きな利益を得ることができます。
ただし、投資は元本が保証されているわけではないため、投資先の価格が下がる可能性があることや、過去の運用成績が将来の利回りを保証するものではないことには注意が必要です。また、投資は個人の判断と責任で行うことが必要です。
つみたてNISA・一般NISA・新NISAの比較
上記でつみたてNISA・一般NISA・新NISAについて紹介してきましたが、改めて比較した表を用意しました。
表を見る限り、やはり投資できる金額の違いや非課税期間が無期限になったのは大きいですね！
また、今まではつみたてNISAと一般NISAを併用することができませんでしたが、新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠の2つを併用することが可能になります。
さらに、つみたてNISAを利用している方は、毎月およそ約33,333円を積み立てると年間上限投資額である40万円を使える計算ですが、それが新NISA制度では、毎月最大10万円を積み立てることができるようになります。毎月の積立額に換算すると、とても大きな金額の差があることがわかります！
最後に
いかがでしょうか？
おさらいになりますが、投資初心者にとって、つみたてNISAや新NISAは、非常に魅力的な制度です。これらの制度を利用することで、少額からでも長期的な投資を行うことができます。また、税金優遇措置を受けることができるため、より効率的な投資が可能です。
ただし、投資初心者がつみたてNISAや新NISAを始める際には、以下のポイントに注意することが重要です。
・投資商品のリスクを理解すること
・運用する投資信託や株式などの商品を選ぶ際には、信頼できる情報源を利用すること
・投資額をコントロールし、自分の資産状況に合った投資を行うこと
投資初心者にとっても、つみたてNISAと新NISAは手軽に始められる投資商品であることが大きなメリットとなりえますが、投資商品のリスクを理解し、自分の資産状況に合った投資を行うことが重要ですので、しっかりとチェックしていきましょう！
コメント