歩み値とは?株式投資における重要な指標を解説!

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株の投資において、株価の動向を正確に予想することは難しいものです。

そこで、多くの投資家が注目するのが「歩み値」です。本記事では、株の歩み値の見方と共に、歩み値を用いた投資判断の注意点について解説します。

株式投資における成功のために、ぜひこの記事を参考にしてください。

株価 チャート

株の歩み値とは

歩み値は、株価の変動を時刻、約定価格、出来高の情報をもとに算出される指標です。

株価 歩み値

上記は実際の画面になります。時刻とは、取引が行われた時間のことで、約定価格とは、その時点での株価の値段のことです。出来高とは、その時点での取引量のことです。

歩み値は、ある銘柄の1株あたりの値動きを日ごとに集計し、その変動幅の平均値を求めたものになります。

つまり、歩み値は、時刻、約定価格、出来高の情報をもとに、株価の変動幅を算出して、それらを集計して平均値を求めることで得られる、株価の変動の指標のひとつと言えます。

初心者の方でも比較的簡単に理解できる指標のため、株式投資の基礎を学ぶ上で重要な概念のひとつとなっています。

歩み値の役割

歩み値は、株価の変動を示す指標であり、投資家にとって重要な役割を持っています。

株価 チャート 指標

以下に、歩み値の主な役割を初心者向けにわかりやすく説明します。

株価のトレンドを分析するための基礎データ

歩み値は、株価の変動幅を算出した指標であるため、株価のトレンドを分析するための基礎データとして用いられます。例えば、歩み値が長期的に上昇している場合は、その銘柄の株価が長期的に上昇傾向にあることを示しています。

株価の変動に関する情報を提供

歩み値は、株価の変動に関する情報を提供するため、投資家が株価の動向を予測するための手掛かりを得ることができます。例えば、歩み値が急激に上昇している場合は、その銘柄が人気になっており、投資家の需要が高まっていることを示唆しています。

売買タイミングを判断するための指標

歩み値は、株価の変動を示す指標であるため、投資家はその変動を見ながら売買のタイミングを判断することができます。

例えば、歩み値が急激に上昇している場合は、その後の株価上昇が期待されるため、買いのタイミングとして捉えることができます。

以上のように、歩み値は株式投資において重要な指標であり、投資家はその変動を見ながら投資戦略を構築することができます。

歩み値を使った投資戦略

歩み値は株価の動きを捉えるための指標として利用されています。

株式投資 歩み値 投資戦略

歩み値を使った投資戦略としては、以下のようなものがあります。

トレンド判断

トレンドとは、株価が一定期間内に一定の方向に向かって変化していることを指します。例えば、株価が上昇トレンドにある場合は、一定期間内に株価が上昇し続ける傾向があります。

歩み値を使ったトレンド判断は、移動平均歩み値を使うことが一般的です。移動平均歩み値とは、過去数日間分の歩み値を平均した値であり、一定期間内の株価の動きを把握することができます。

具体的には、例えば移動平均歩み値が上昇トレンドにある場合は、一定期間内に株価が上昇傾向にあることを示しています。そのため、上昇トレンドにある銘柄を買い、下降トレンドにある銘柄を売るなど、投資判断に役立てることができます。

ただし、トレンドが変わるタイミングを見極めることは非常に難しいため、投資判断をする際には他の指標や分析手法と併用することが重要です。

サポートラインやレジスタンスラインの確認

現在値歩み値(株価の変動をリアルタイムで反映した歩み値のこと)を使って、サポートラインやレジスタンスラインを確認する方法があります。

サポートラインとは、株価が下落した際に、その下落を止める可能性が高い価格帯のことを指します。つまり、株価が下がってきた時にその下落が止まり、また反発して上がると考えられる価格帯を指します。

レジスタンスラインとは、株価が上昇しているトレンドで、一時的に株価上昇を止めたり、反転させる可能性の高い価格帯を表すラインのことです。つまり、株価が上昇している中で、ある一定の価格帯でしばらく停滞するという現象が起きた場合、その価格帯がレジスタンスラインとなります。

現在値歩み値がサポートラインやレジスタンスラインを上回る場合、その価格帯が強いサポートラインやレジスタンスラインとなります。

エントリーポイントやエグジットポイントの確認

歩み値を利用して、エントリーポイントやエグジットポイントを確認する方法があります。

エントリーポイントとは、株価が上昇することを期待して買い注文を出すタイミングのことであり、エグジットポイントとは、株価が下落することを期待して売り注文を出すタイミングのことです。

歩み値を使ってエントリーポイントやエグジットポイントを確認するには、まずはチャート上でサポートラインやレジスタンスラインを見つけます。

サポートラインは下落トレンドで価格が下がった時に下げ止まるライン、レジスタンスラインは上昇トレンドで価格が上がった時に上がり止まるラインを指します。そのラインが何度も価格を反発させる場合、強いサポートラインやレジスタンスラインと考えられます。そのため、そのラインを基準にして、上がった時にはエントリーポイントとして、下がった時にはエグジットポイントとして、取引をすることができます。

また、歩み値が移動平均線を上抜いた場合には買いサイン、下抜いた場合には売りサインとしてエントリーやエグジットのタイミングを判断することもできます。

歩み値を用いた投資判断の注意点

歩み値を用いた投資判断には注意点があります。以下に、初心者向けにわかりやすく説明します。

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歩み値は単なる指標であることを理解する

歩み値は株価の変化を表す指標ですが、必ずしも正確な株価を表しているわけではありません。歩み値を用いた投資判断には、他の指標や情報との総合的な判断が必要です。

過去の歩み値に固執しない

過去の歩み値を基に将来の株価を予測することはできません。歩み値は市場の変化に応じて常に変動していくものであり、過去のデータに固執することは危険です。過去のデータを参考にしながら、現在の市場状況や将来の見通しを総合的に判断することが重要です。

複数の歩み値を併用する

株価の変動には様々な要因が関係しています。そのため、単一の歩み値だけを見て投資判断をすることは危険です。複数の歩み値を併用して、市場の状況をより正確に把握することが大切です。

投資の目的に応じた投資判断をする

投資の目的によって、投資判断は異なってきます。長期的な投資を目的とする場合には、企業の業績や将来性を重視した投資判断が必要です。

一方、短期的な利益を追求する場合には、市場のトレンドや相場の変化を把握した上で、素早く対応することが必要です。

以上が、歩み値を用いた投資判断における注意点です。

投資には常にリスクが伴いますので、十分なリサーチや情報収集を行い、慎重に投資判断をすることが重要です。

最後に

株式投資において、歩み値は重要な指標の1つです。

歩み値を理解し、正しく使うことで、株価のトレンドを把握し、投資判断をすることができます。ただし、歩み値だけで判断するのではなく、他の指標や情報も総合的に考慮することが大切です。

投資はリスクが伴いますので、十分な情報収集とリスク管理を行い、慎重な投資を心がけましょう!

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